1. 産業用電磁誘導加熱

産業用電磁誘導加熱

安全性が高く快適な作業環境を実現

ハイデックが得意とする技術に、一般産業用変圧器および各種電源装置の開発経験を活かした、電磁誘導加熱の技術があります。これは商用周波数(50Hz/60Hz)の電気の力を磁力に変え加熱する方法です。
ハイデックではこの磁力を加熱対象物や用途に合わせて、50Hz/60Hzをそのまま利用した「低周波誘導加熱」と、周波数を20kHz~100kHzに変換する「高周波誘導加熱」を使い分け、用途に合致する加熱方法でクオリティの高い製品を生み出しています。
低炭素社会におけるCO2排出量削減、省エネルギーに貢献するクリーンエネルギー “IH” を利用したハイデックの技術力にご期待ください。

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誘導加熱とは

被加熱物の直近に非接触状態で配置された加熱コイルに交流電流を流すことで発生させた交番磁束を、被加熱物に通過させることで誘導電流(渦電流)を発生させ、それと被加熱物が持つ固有の抵抗値により消費される電力(ジュール熱)により直接加熱させるしくみ

   誘導加熱の原理図             表皮効果と電流の浸透深さ δ

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誘導加熱の特長

  • 非接触
  • 被加熱物内部発熱(直接加熱)
  • 急速加熱
  • 局部加熱
  • 省エネ
  • 製造環境の改善
  • 制御性、レスポンスの良さ
スクロールできます
 特徴効果
(長所)
技術的特色
内部発熱
非接触
直接加熱
被加熱物のみ発熱

雰囲気選択可能
雰囲気加熱不要


真空中・ガス雰囲気
炎が出ない
雰囲気が高温にならない
省エネ・高効率
CO2削減
安全・クリーン
作業環境改善
排熱・騒音等の軽減
急速加熱短時間加熱処理時間の短縮生産性向上
工程短縮
局部加熱必要箇所のみ加熱部分加熱省エネ・高効率
その他加熱時間を伸ばして均一加熱も可能
移動加熱・間接加熱も可能
(長所)
設備としての特色
制御性 良容易なコントロール精度よく、均一作業品質の安定性
操作性 良瞬時立ち上げ・停止予熱・保熱・放熱作業が不要
カラ運転不要
省エネ
生産性・稼働率向上
設定変更が容易
段取り換えが容易
設定温度変更が容易稼働率向上
(短所)
材質によって加熱ができない場合がある。
(非磁性の金属 アルミや銅など)
被加熱物の加熱部分や形状に合わせてそれぞれ専用コイルが必要
電源装置の動作周波数範囲に制限がある
被加熱物の形状が複雑だったり、極端に短い加熱時間の場合、真の均一加熱は難しい

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装置構成例(高周波誘導加熱の場合)

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システム計画手順

  • 加熱仕様の決定
    被加熱材材質・形状・サイズ、昇温値 …等
  • 設備容量の設定
  • 必要容量の算出

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開発のすすめ方

貴社のニーズにあった加熱方法をご提案、装置の開発相談からお受けします。
開発に伴う貴社の秘密情報厳守いたします。

IH試料ご支給・実験器を組み、

予備立会実験でIH可能を確認
ご希望であれば有償で
レンタル機貸し出し可能です

2 

試作器(設計・製作・検査)、
動作実験で調整立会試験、
実験と同性能器で試作化

確認実験・量産器
(設計・製作・検査)

電磁波の種類

電磁波の種類についてご紹介します。