商用周波数50Hz/60Hzを変換せず、そのままの周波数で磁場を誘起します。
磁束の浸透性が深く均温性が高いので、鋼鈑やパイプ形状のワークを加熱することに適しています。
ただし、ワークとコイルを固定化する必要があり、コイル形状にも制限があります。
変圧器の原理を活用して、2次側コイルをSUSパイプ等に代え、短絡電流で急速に温水を発生させます。
鋼板に電磁誘導コイルを密着装備し電流を流すと、磁束が発生して鋼板内にうず電流が流れ、ジュール熱により発熱します。
低周波電磁誘導特有の磁束が深く浸透する特性を生かし、厚い鋼板でも熱効率良く加熱できます。